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射界
2017年6月5日号 射界
2017年6月9日
毎日、同じような事を繰り返す内容の仕事であっても、その日その日、改めて手掛ける仕事は新鮮味に満ちたものでありたい。昨日の流れを漫然となぞるだけでは感動も感激も生まれない。新しい仕事と考えるからこそ、何から何を、どのようにこなすかを新しく考える。昨日の流れとは違うフレッシュ感を吹き込みたい。
▲どんな簡単な仕事でも最初の壁は、いざ取り掛かろうとするときだ。厄介な仕事は最初の一手に時間がかかるが、まずは手を着けてみることだ。新米のうちは何度もやり直しが求められるだろうが、経験を積んでベテランになれば、無駄な時間が多少はなくなる。仕事にも難易があって、なかには苦手とするものもあり、次第に仕事量も多くなる。その中から優先順位を見定めて能率化を図る。▲学校で経験した試験を思い出せばよい。数多い問題の中から、解きやすい問題を優先的にこなし、苦手な難問を後回しにした経験を生かせばよい。最初に難問と対峙すると、解答に時間がかかり過ぎて全問を解答する余裕を失う。しかし半面、難しいからと手を着けないのも困る。苦手意識が先行して放置すれば、せっかくの試練を自ら投げ出すことになる。果敢に挑戦する気概は堅持したい。
▲「火事場のバカ力」という教えもある。切羽詰まった状況の中に追い込まれると、苦しまぎれにこなした仕事が、意外な輝きを見せることがある。どんな難問でも一気呵成に片付けられればよいが、そうでなくても真摯に諦めることなく挑戦すれば道は開かれる。まずは「やってみる」精神が苦手な難問を解くカギになるかも知れない。何事も「取り掛かってみる」スタンスを持つことだ。
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