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射界
2017年11月20日号 射界
2017年11月24日
この世の中、何の不満もなく思い通りに生きることはまずない。一つの望みが叶えられると次の欲求が現れる。不満や欲求は満たされた瞬間、次なる不満や欲求が現れて、その循環を繰り返しながら暮らしているのが現実だ。そんなジレンマを後悔しないためには自分の頭で考え、行動し、道を開いていくしかない。
▲確かに、一部の大企業を除いて景気の波に乗り切れない企業が大半だ。そこには政策に不満もあるだろうし、バブル景気時代を回顧する甘さも出る。他力本願のままではこの先、なんの環境の変化は期待できない。ではどうするか。「人と違うことをすること」ではなかろうか。簡単に言えば「前例のないこと」に挑戦し、そこに新しい価値を見いだすことだ。時代は常に新しい価値を求める。▲天才といわれる存在なら別だが凡才である普通の人は、他人の数倍努力して新しい価値を創造するしかない。この環境で、強者は抜きん出て強者となり、弱者は悲しいほどの弱者に甘んじることになる。弱者が嫌なら自ら努力して抜き出るしか方法はないだろう。成功という欲求を満たすのは並大抵ではない。世に甘え、人に頼って寄生していては、不満に押し殺される道をたどることになる。
▲不満を解決して希望を叶えるには、自助努力と果敢な行動が大切な要素となる。他から与えられた希望に満足して「よし」とする気持ちが少しでもあれば、本当の充足感は生まれない。いつまでも不満のスパイラル状況に右往左往するだけだ。現実を直視し、いま自分が何をなすべきか、何を目指しているかを探すことだ。そこに本物の希望を見いだすことになり、不満も解消されるはずだ。
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