東京都環境局は２月２３日、「東京都貨物輸送評価制度セミナー」を開催。同局環境改善部の松永竜太部長は「都は平成２４年から、東ト協のグリーン・エコプロジェクト（ＧＥＰ）の膨大なデータ提供という協力をいただき、評価制度をスタートした。初年度に評価を取得した事業者数は１１５事業者だったが、今年度は２８１事業者となり、制度開始から５年で２.５倍に増加した」と述べた。

芝浦工業大学工学部の春日伸予教授が「環境・安全そして運転能力にも好影響のエコドライブ」と題して講演。東ト協のＧＥＰを行うことで確実な燃費向上と大幅な事故低減が可能になり、経営改善および環境保全につながると話した。

東ト協の佐久間恒好副会長が協会の取り組みを説明し、都環境局自動車環境課の千田敏課長が、都の環境対策や貨物輸送評価制度の内容と成果を発表。５年間連続で評価取得の事業者１１８社を優秀事業者とし、特に高い評価（星数）を継続した32事業者は最優秀事業者として表彰した。