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ブログ・鈴木 邦成
ロジスティクスのイノベーション
2008年9月10日
愛車のカーナビを交換したのですが、旧式のものから新式のものとなって、これまでとは比較にならないくらい便利になりました。目的地までよりスムーズに行けるようになりました。燃費もよくなり地球環境にもやさしいエコドライブもこれまで以上に推進できるようになりました。
国際物流総合展の開催
国際物流総合展に行ってきました。年々、華やかになるように感じられますが、それだけ物流に関する関心が高まっているということなのだと思います。
前回の国際物流総合展との比較でいうと、
①「物流KPI」をソリューションの中に組み込み提案
②ASPあるいはSaaS型の物流ソリューションを提案
以上の2点が私には今回の特徴、大きな流れとして特に目をひきました。
複雑化する物流
「物流は高度化しているのか」という質問をよく受けます。常識的に考えれば「もちろん高度化している」というのが回答になるのかもしれませんが、「20年前とベーシックな考え方については大きな違いがない」という意見もあります。実際、物流の考え方が本当に進歩しているかどうか正確に答えるのは容易なことではないかもしれません。
ただし「物流についての考え方が高度化しているかどうかは議論の分かれるところだが、複雑化しているということだけは確かである」とはいえるでしょう。
20年前と比べ社会環境、地球環境が変わり、科学技術が進歩したことで物流をめぐる状況は複雑化しています。そしてそうした複雑な環境のなかで以前よりも複雑な情報システムや高性能の物流関連機器を使いこなさなければならないというわけです。
さらにいえば物流KPIなどの新しいロジスティクスソリューションの新トレンドも踏まえて物流の改善に臨んでいかなければならないでしょう。
ロジスティクス分野におけるさまざまなイノベーションを注視しつつ、ビジネスにおける「次の一手」を考えることはきわめて重要なことといえるわけです。この記事へのコメント
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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