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ブログ・鈴木 邦成
インターネットと物流
2008年11月9日
好試合の連続だった日本シリーズ
埼玉西武ライオンズが日本シリーズを制し、プロ野球日本一となりました。今年の日本シリーズは4対3の接戦でしたが毎試合が内容の濃い好ゲームの連続だったと思います。埼玉西武ライオンズも読売ジャイアンツも将来有望な若手選手の活躍が目立ち、来年以降のプロ野球がますます楽しみになりました。
さて、インターネットの経験則について前々回、前回と続けて書きましたが、今回もその続きで、「リードの法則」について簡単にご紹介させていただきたいと思います。
リードの法則
リードの法則とは、複数間コミュニケーションの発達に関する法則です。マサチューセッツ工科大学の数学者、デビッド・リードが唱えた法則です。リードの法則は、複数対複数のコミュニケーションが可能なネットワークを前提とした法則です。「任意のグループを単位とするコミュニケーションが可能なネットワークにおいては、作成可能なグループの数が2のn乗に比例する」というものです。
なお、リードは通信のネットワークを以下の3つに分けています。
①テレビ型のマスメディア
②電話のようなパーソナルメディア
③インターネットのような複数間のコミュニケーションの可能なグループ・フォーミング・ネットワ ークの機能を持つメディア
物流の情報化
物流の情報化という視点から考えると、物流情報支援システムもSaaS(サービス・アズ・ア・ソフトウエア)、PaaS(プラットホーム・アズ・ア・ソフトウエア)などを介して、SCM、ERP、WMS、TMSなどのさらなる高度化が進んでいます。
リードの指摘するインターネットという複数間コミュニケーション・ネットワークにおいて、複数企業間でのパートナーシップ、「ウイン‐ウインの関係」を構築した物流の情報武装が推進されてきているというわけです。この記事へのコメント
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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