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ブログ・鈴木 邦成
ロジスティクス戦略と標準化
2008年11月16日
早いもので今年も残すところあと1か月半となりました。クリスマスもまもなくとなり、大型ツリーなどが各地で相次いで設置、点灯され、冬空を鮮やかに彩っています。そしてそれにあわせて年末の慌しさも少しずつ感じられるようになってきました。
物流における標準化
ロジスティクス戦略を推進するうえでさまざまな標準化は必須になります。今回は標準化について考えてみましょう。
標準化は「物の標準化」と「事柄の標準化」に大きく分けられます。
「物の標準化」とは、たとえば、パレットやコンテナの型や材料、サイズなどの規格を定めることです。
たとえば、標準化を行わずに物流企業が独自仕様を用いれば、ロジスティクス戦略の推進において大きな障壁となることも多いでしょう。
これに対して「事柄の標準化」とは、業務、作業を行ううえでの規定や規則、責任権限などがあげられます。荷役作業、在庫管理の方策などにもさまざまな標準を設けます。標準化を推進することによって、さらなる品質の劣化防止やより徹底した数量管理を行うことなども可能となるわけです。
物の標準化と事柄の標準化の双方を進めることで物流効率の格段の向上を図ることが可能になるといえるでしょう。この記事へのコメント
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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