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ブログ・鈴木 邦成
物流業界の潮流
2009年7月19日
3連休ということで大都市圏近郊などの近場へのレジャー、行楽などが活況を呈しています。
テーマパークやアウトレットモールなどがたいへんな賑わいです。
不況の最中とはいえ、消費マインドは決して低いとはいえないというわけです。
気になる物流業界の潮流
このところの物流業界の潮流のポイントを思いつくままに3点ほどあげてみます。
① 労働集約化産業としての少子化の影響
② 物流規制の緩和の見直し
③ 専門性を高める物流業
①は、物流の現場労働力が今後、運輸業のみで少なくとも60万~80万人不足する見込みをいかに解決していくかということです。
女性や外国人を物流業界の重要な戦力として今後、これまで以上に重視していく必要もあるでしょう。
②はこれまで大きく進んだ物流関連の規制緩和がそろそろ見直しの時期に来ているのではないかという議論です。
③は3PL分野、環境・静脈物流分野などのビジネスチャンス、ビジネスフィールドの市場拡大を受けて、物流企業が自社の得意分野、スペシャルティの強化に乗り出す傾向が強まっているということです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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