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ブログ・鈴木 邦成
静脈物流とモーダルシフト
2009年8月22日
高校野球、世界陸上、バレーボルの「ワールドグランプリ」など、連日、テレビの各チャンネルでさまざまなスポーツ中継が放送されています。
パソコンに原稿を打ちながらテレビをつけっ放しにしていると、つい、そちらのほうに気をとられてしまいます。
静脈物流とモーダルシフト
ご存知のようにモーダルシフト(複合一貫輸送)とは「複数の輸送機関を利用して行われる貨物輸送体制」のことで、トラックよりも鉄道、船舶などのCO2排出量が少ないことに着目し、トラック輸送の一部を鉄道、船舶などに切り替えることをいいます。
近年、動脈物流におけるモーダルシフトの導入に注目が集まっていますが、回収物流、静脈物流についての導入についても、今後、積極的に進めていく必要があるでしょう。
静脈物流では比較的、リードタイムが長くなり、多頻度小口や時間指定の必要性が小さくなります。
それゆえ、トラックから鉄道や船舶に切り替えるとコストメリットが動脈物流以上に大きくなる可能性が高くなります。
地球環境にやさしいかたちで静脈物流の最適化を推進できるというわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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