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  • ブログ・鈴木 邦成

    在庫削減の条件

    2018年5月2日

     
     
     

    在庫削減を実践するためには次のことに留意しましょう。

     

    ①在庫の現状把握
    在庫削減を行うにあたっては、まずは現時点での在庫状況について熟知する必要があります。各商品の売上高、在庫量などのさまざまなデータを分析します。そしてそのうえで適正在庫量を上回る過剰在庫の処分を行います。

     

    ②在庫データ管理の徹底
    同時に在庫状況をリアルタイムで掌握できる在庫管理データベース、在庫管理システムの構築を行います。需要予測システムと在庫管理システムの連動や自動発注システムの高度化、改善も進めます。売り場においても売れ筋商品に関する諸データを十分に活用し、現場改善を繰り返します。

     

    ③適正在庫量の決定
    適正在庫量を定め、過剰在庫、過小在庫を調整します。そのためには需要予測の精度を高め、販売計画、生産状況、在庫状態のバランスをリアルタイムで把握する必要があります。部門ごとに完結したシステムではなくサプライチェーン全体の情報が可視化されていることが望ましいでしょう。

     

    さらにいえば在庫量の適正化を念頭に需要の変化に対応するために生産計画や販売計画に柔軟性を持たせることも重要です。

     
     
     
     

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  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
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