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ブログ・鈴木 邦成
スペースロジスティクスへの期待
2009年10月31日
北海道日本ハムの成功
プロ野球の日本シリーズが始まりました。
初戦を落としたとはいえ、北海道における日本ハムの人気ぶりをテレビを通して見ていると、地域密着型球団の成功を実感します。
スペースロジスティクスの時代へ
話題は変わりますが、宇宙船が頻繁に地球と大気圏外を往復するようになると、「宇宙物流」という概念も重要視される時代が来ることになるでしょう。
我が国の大手メーカーが中心になって「オールジャパン」で開発が進められた、6トンの物資を宇宙に運ぶことができる無人宇宙貨物船、HTVは、国際宇宙ステーションに物資を運ぶことに無事、成功しました。
さらに、今度は日本時間の11月2日に大気圏に再突入。
NASA(米航空宇宙局)のシステムラック、宇宙飛行士の排泄物、使用済みの実験関係品などを詰め込み、ほぼ燃え尽きることになります。
すなわち、HTVは、宇宙への動脈、静脈の双方の物流を担うことが可能というわけです。
実際、宇宙開発が本格化した場合、現在の企業物流や軍事ロジスティクスのノウハウが宇宙貨物船の活用にも生かされていくという見方が強くなっているようです。
「必要なモノを必要なときに必要なだけ供給する」ということが宇宙ロジスティクスにおいても重要視されるということはいうまでもないことでしょう。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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