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ブログ・鈴木 邦成
高齢化への対応
2009年12月15日
まもなくのクリスマス
クリスマスが近づき、イルミネーションやクリスマスツリーが美しく街中を彩るようになりました。
少子高齢化の影響
少子高齢化が進む中、物流センター、トラックドライバーなどの高齢化も深刻な問題となりつつあります。
それゆえ、高齢化する労働力をいかに最適化して活用していくかということも物流業界の今後にとって大きな課題といえましょう。
たとえば「どのような姿勢で作業を続けると高齢化した労働力は疲労がたまりやすいのか」、「作業者の疲労感がたまらないようにするには、どのような作業シフトを組めばよいのか」といったことをこれまで以上に精緻に考える必要性が出てきているわけです。
作業者に「頭が重い」、「全身がだるい」、「手足がだるい」、「目が疲れる」などの自覚症状が出ていないかを常日頃から入念にチェックすることも重要です。また、作業者自身も自らに「どのような自覚症状があるのか」を十分に意識して職務に取り組む必要があります。
ムリをせず、適度な休憩、休息をとれる労働環境、職場環境を構築することが重要になってくるわけです。
そして「たとえ作業効率が向上してもそのために高齢化した作業者の疲労度がかえって高くなるようなことはないか」といったことにも十分に目を配るようにしなければなりません。
高齢化が進めば、従来は「あまり疲労度が高いとは思えない作業」であったものでも、作業者の負担を考えなければならないケースも出てくる可能性があるのです。
同時に、個々の物流マンとしては、作業効率の向上と規則正しい日常生活の因果関係を意識し、「寝不足」、「夜更かし」などの不節制が作業ミスなどにつながらないように常に努力する必要もあります。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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