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ブログ・鈴木 邦成
国際物流インフラの充実
2009年12月30日
ゆく年くる年
29日、あるいは30日で「本年の仕事は終わり」という方も多いと思います。
今年も一年、どうもありがとうございました。
よいお年をお迎えくださいませ。
そして来年もよろしくお願い申し上げます。
パナマ運河の拡幅
先日のブログでBRICsのことを取り上げましたが、関連事項として思い浮かぶのがパナマ運河の拡幅事業です。
拡幅事業が完成すれば、国際物流インフラの整備について大きな進展が得られることになります。
パナマ運河が完成したのは1914年のことです。
そして、完成からちょうど、100年後になる2014年を目標に第三閘門の建設が約52.5億米ドルを投じて行われています。
パナマ運河を通行できる最大船型は「パナマックス」と呼ばれていますが、運河を拡幅することで、大型船の通行需要に答えようというわけです。
拡幅工事が完成し、パナマ運河の通行がよりスムーズになれば、パナマ運河通行の順番待ちなどの「渋滞状況」が改善されることになります。
南米、北米はもとより、大西洋をまたいでつながる欧州大陸と日本・アジアを結ぶ海運・国際物流事情も大きく変化していく可能性も出てくるわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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