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ブログ・鈴木 邦成
物流ビジネスの軸足の置き方
2010年1月5日
2010年の始動
昨日、あるいは本日から今年の仕事を本格始動されている方が多いのではないでしょうか。
今年が景気回復の足取りが強まる年となることを期待しております。
物流ビジネスの方向性
鳩山内閣は環境と医療・介護分野を今後の成長分野と位置付け、力を入れて支援していく方向です。
そうなるとそれにあわせて、当該分野の物流も重要になってきます。
すでに環境関連の物流についてはグリーン物流、グリーンサプライチェーンの推進が各企業で進められていますが、今後はそれに加えて、医療・介護分野の物流の重要度も増してくるはずです。
また、経済産業省は介護重視の叫ばれる高齢化社会に対応すべく、「地域生活インフラを支える流通のあり方研究会」を昨年11月に発足させています。
高齢者にとって負担となる日々の買い物を円滑に行う流通システムを研究するというのがその狙いとなっています。
わが国の産業構造の変化に伴い、物流ビジネスの軸足の置き方も今後、大きく変わっていくことになるでしょう。
そしてその軸足の移動の方向を見極める目を持つことが、大不況時代に生き残るためには必要不可欠となってくるわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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