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ブログ・鈴木 邦成
オフィスロジスティクスへの注目
2010年2月19日
冬季オリンピックと上海万博
冬季オリンピックが始まり、日本人選手の活躍などが連日、報道されています。
また、まもなく開催される上海万博も国際的な一大イベントとなりそうです。
ただし、開催期間の周辺ホテルでの宿泊確保がなかなかたいへんなようです。
それでも、中国の現在の経済力、将来の成長性などを知ることができる重要な機会ともいえるので、できれば行ってみたいと考えています。
職場や店舗のモノの流れの効率化
職場や店舗などのモノの流れを戦略的に効率化していく「オフィスロジスティクス」はまだ新しい分野ですが、今後さらなる企業コストの削減を図れる分野として注目されつつあります。
例えば会議で使う紙媒体の配布をいかにムリ、ムラ、ムダを省いていくかと言ったことは誰もが一度は考えてみることかも知れませんが、体系的、戦略的に企業単位で取り組んでいるという事例は一部の優良企業を除けばまだ多くはないように思われます。
コピーなどを最小限に抑え、電子データでの保存・管理、そしてその活用を徹底させることでたんに紙媒体の使用コストを低減できるのみならず、その調達物流コストや廃棄物流コストなど、動静脈のオフィスロジスティクス・コストを削減していくことも可能になります。
これまで「ごみゼロ工場」など、ゼロエミッションの推進で工場や物流センターからの廃棄物の削減はある程度、進んできました。
しかしオフィスなどについていえば生産現場などに比べてその意識が薄い企業も少なくないようです。
オフィスワークの効率化をロジスティクスの視点から進めていくという発想が必要になってくるともいえましょう。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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