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ブログ・鈴木 邦成
ジョイント・ロジスティクスの可能性
2010年4月7日
参議院選挙への動きと景気
参議院選挙を睨んでの政界再編の動きが活発化してきました。
政治の不安定が景気回復の足を引っ張らないことを期待したいところですが…。
このところの円安株高の傾向が続けば景気回復に向けての動きも本格化する可能性があることも考えられるからです。
欧州の環境物流
欧州連合(EU)ではマルコポーロ計画IIに沿って、欧州横断ネットワークの再構築とグリーンロジスティクスの推進が進んでいます。
モーダルシフト(欧州ではインターモーダル)を基軸にした環境負荷の低減がそのメインポイントとなっています。
ただ、日本との比較で考えた場合、特徴的なのは「共同物流の導入」という考え方が見られないことです。
実際、共同物流という物流ビジネスモデルは我が国で独自の進化を遂げてきた形態といえるでしょう。
しかし、物流の共同化を推進することが環境にやさしいということはいうまでもありません。
したがって、グリーンサプライチェーン構築の流れの中にいかにジョイント・ロジスティクスを組み込んでいくかということが、国際社会における物流負荷の低減に関わるビッグテーマとなってくるのではないでしょうか。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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