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ブログ・鈴木 邦成
中長期ロジスティクス戦略の見定め方
2010年7月2日
夏の風物詩
クールビズ姿の通勤がすっかり夏の風物になった感がします。
室内も地球温暖化を考えて過度な冷房を入れているオフィスはめっきり減りました。
あわせてグリーン物流を推進する動きも加速していくのでしょうか?
IFRSと物流
早ければ2015年からといわれていますが、将来的にIFRS(国際会計基準)が導入されると、これまで出荷時点で計上されていた売上げが着荷時点に変わります。
そうなればもちろん、情報システムなどをそれに合わせる必要が出てきます。
またさらにいえば物流事業者にはより一層の誤配、遅配、未出荷、誤出荷など、着荷の遅れの原因を発生させない物流マネジメントが求められることになります。
これは着荷の遅れが荷主の売上減に直結するようになることを考えれば当然のことといえるでしょう。
これまで以上に緻密な輸配送計画、ロジスティクス戦略の策定などが必要になってくる可能性が高いわけです。
激変する物流業界を取り巻く状況をしっかりと観察しつつ、新しい仕組みの中でいかに最適化を図っていくかということを常に念頭において、物流戦略や経営方針を組み立てていく姿勢を大切にしたいものです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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