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ブログ・鈴木 邦成
『図解 国際物流のしくみと貿易の実務』
2010年9月9日
貿易・国際物流の重要性
グローバル化という時代の流れのなか、貿易・国際物流の重要性はこれまで以上に高まりつつあります。
ただし一方で、欧米諸国の環境関連やセキュリティ対応の複雑な規制、あるいは中国などの新興国の独特な規制に対応により的確に対応する必要も出てきています。
その点をふまえ、拙著『図解 国際物流のしくみと貿易の実務』(鈴木邦成、日刊工業新聞社)を今月下旬に刊行します。
製造業の輸出入管理担当者、国際物流事業者などが日々の実務に役立つ知識を体系的にまとめ、わかりやすく解説することにしました。
全国書店、ネット書店などで9月下旬より購入することができます。
『図解 国際物流のしくみと貿易の実務』(鈴木邦成著、日刊工業新聞社)の構成
本書の構成は次のようになっています。
第1章「国際物流のしくみ」国際物流についての基本知識を整理しました。同時に第2章以下の専門知識の解説の土台となる内容となっています。
第2章「国際輸送のポイント」では海上輸送と航空輸送という国際輸送の二大形態について、それぞれに必要な知識と実務手順を解説します。
第3章「輸出取引・管理の実務」では、輸出取引、輸出管理に必要な実務知識を整理しました。また、欧州の環境法規や米国のサプライチェーンセキュリティ政策に対応した規制などに対する対応についても詳述しています。
第4章「輸入取引・管理の実務」では輸入実務の基本的な流れをふまえたうえで、許可承認や検査の確認などが必要な輸入貨物など、輸入取引、輸入管理における実務知識をまとめ、わかりやすく解説しています。
第5章「貿易と保険」では、貿易・国際物流の一連の流れのなかで必要となる保険についての知識を解説しています。
第6章「国際物流と貿易」では、近年、ますますその関係が密接になってきている国際物流と貿易の関係をふまえ、製造業などの荷主企業の国際物流・出入荷担当者などが知っていると役に立つ内容をわかりやすく解説しています。
さらに巻末の資料編では、実務に必要な手順書、チェックリスト、一覧表、用語解説などをまとめて掲載しています。
本書を読むことによって、読者各位が貿易・国際物流のしくみを理解し、実務知識を身につけ、仕事を進めるうえでの大きなプラスとなることを祈ってやみません。
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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