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ブログ・鈴木 邦成
ロジスティクス思考におけるグローバルな視点
2010年9月27日
思考の袋小路
物流の新しいビジネスモデルを考えてみても、近年の不景気では思考も袋小路に迷い込んでしまうことになるかもしれません。
そうした時には海外の状況をチェックするなど、目を世界に向けてみるといいかもしれません。
欧州のモーダルシフト
欧州大陸のモーダルシフトの導入状況を見ると、鉄道輸送よりも海上輸送、それも短距離輸送がたいへん多いことに気がつきます。
欧州大陸というと鉄道網が発達していますが、内陸への河川などとのリンクもふまえて海上輸送を短距離で活用することが効果的というわけです。
少し意外な感じがするかもしれません。
鉄道輸送については上下分離、すなわち鉄道施設の所有者と実際の運用者が異なるという「オープンアクセス」への流れも大きく進展しています。
日本とは異なる角度から鉄道や船舶の活用方法についての検証が深まっているともいえましょう。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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