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ブログ・鈴木 邦成
物流経営のセンス
2010年11月25日
師走の足音
11月もまもなく終わり、今年も師走に突入します。
経済活動の視点から考えると今年はあまり良いことがありませんでしたが、来年こそは経済が上昇気流に乗ることを期待したいものです。
物流の理論と実務のギャップ
「物流拠点を集約すると大きな在庫メリットが得られる」ということはよくいわれることですが、理論的に細かく検証していくと、その効果はが意外と小さく感じられることもあります。
しかしながらそれでもそのわずかな効果が実務家にとっては大きな違いに感じられることも少なくありません。
拠点が集約されれば人員コントロールや拠点運営に関するコストだけでなく、一見ではわからない負荷を軽減することも可能になるわけです。
もちろん、逆に配送拠点などを増やした場合、長距離輸送が減ることで数字には表れない、ドライバーの負担が解消されることもあります。
そうした目に見えない効果をどれくらい重視するかが経営者の腕の見せどころ、あるいは経営センスにも直結してくるところとなります。
ビジネスの勘どころをしっかり押さえることでスマートで先を見据えた経営を実践できるようになるわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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