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ブログ・鈴木 邦成
人事・労務管理のポイント
2011年1月11日
成人式
今年も新成人が誕生しました。
「働くことが生き甲斐」、「仕事こそ我が人生」といった価値観を持っていた旧世代とは異なり、「人生の充実は仕事以外にある」と考える若者気質をいかに理解し、業界の中に取り込んでいくかといった工夫が求められます。
若者気質を理解したうえで次世代の物流システムは構築されるべきなのかもしれません。
物流企業の人事・労務管理
人事管理では、採用、配置・異動、人材開発、人材評価などを行う必要がある。採用に関しては継続的な労働力の確保が大前提となります。
もちろん状況に応じてパート、アルバイト、高齢者、女性、外国人などの採用も行う必要があります。
配置・異動に関しては適材適所を原則に行う。正社員とパート、アルバイト社員のバランスにも十分配慮しなければなりません。
また合わせて専門性の高い人材の養成が可能な研修システムの導入も図る必要もあります。
そして公正な評価基準を導入し人事評価を行うのです。
労働管理では、労働時間、労働環境、福利厚生、労使関係、給与体系などについて管理できる人材の育成がポイントとなります。
物流業界は比較的労働時間が長く、そのため人材不足に陥りがちですが、人材不足を解消するためには労働時間の短縮や作業効率化などを進め、働きやすい職場をつくることが必要になってきます。
さらにいえば労使交渉などを円滑に行うことも重要となります。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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