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ブログ・鈴木 邦成
リバースロジスティクスの最適化を視野に置く広域回収の可能性
2011年6月17日
家電リサイクル法の新フェーズ
パナソニックなどの日本企業が中国国内での家電リサイクルに乗り出すというニュースが入ってきました。
中国版家電リサイクル法が今年1月に施行され、廃家電5品目(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、パソコン)のリサイクルが義務化されたことを受けてのものです。
今後、中国における静脈物流もホットテーマとして浮上してくることになりそうです。
広域回収の推進が視野に!
国内についても環境省が小型電子機器のリサイクル目的を明確にしたうえでの廃棄物処理法の広域回収緩和などを検討し始めています。
静脈物流コストを押さえての効率的な回収システムの構築に広域化が不可欠という意見を受けてのものです。
不法投棄のリスクを押さえながら、いかに回収エリアのスケールメリットを拡大していくかということが大きなポイントとなっているわけです。
もちろん、たんなる効率化だけではなく、円滑な回収システムの構築も重要な課題といえましょう。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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