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運送会社
ケイ・エム運輸機工 ホワイトボードにその日の安全目標を記入
2019年6月5日
【福岡】重機回送などの重量物輸送を手掛けるケイ・エム運輸機工(木村正昭社長、北九州市)では、安全運行のための取り組みとして毎朝ホワイトボードにその日の目標を記入している。毎月1日は木村社長が記入するが、それ以降は全社員が日替りで記入して行く。
「安全運行のために何が必要なのかを意識してもらう目的でやっている。だからみんなには、格好つけなくていい、ゴロも良くなくていい、リアルなものを書くように言っている」と木村社長。
ホワイトボードには「慣れと過信は事故の元。注意する」「交差点ゆっくり進入」などが書かれている。4月には新入学生の事故が多発する事もあり「小学新入生に注意」といった記載も見られた。
業務開始時に記入する事で、全員がその日の注意点を意識した運転が出来るようになる。他者の書いた安全目標によって自らの運転を省み、普段は意識していなかった事で、気をつけるべきポイントがおろそかになっていないかが認識できる効果もある。
木村社長はそれだけでなく「出発前に自分が積む荷物の高さを日報に記入するようにしている」と話す。同社では日々輸送物の形状が変わる。同じものを同じルートで運ぶわけではないため、繊細な注意力が求められる。
「今自分がどれだけの大きさの物を積んでいるか意識する事で運行中の注意点も変わってくる」。
荷主からの絶大な信頼を得ているのは、細やかで堅実な安全運行の取り組みが実施されているからにほかならない。
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