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ブログ・鈴木 邦成
第556回 : 物流コスト予算管理の考え方
2019年6月6日
輸配送部門、在庫・保管部門」、荷役部門、物流加工部門、包装部門などの物流の各領域の予算編成をしっかりと行うことは物流コストの可視化に対する正確な現状認識にもつながります。
企業ロジスティクスの司令塔である物流部のコストに対する意識を物流改善の現場にも反映させる必要があります。
予算編成はマクロ的には輸送費、保管費、包装費などの予算総量を求め、行われることになります。
同時にミクロ、あるいはセミミクロの視点から、たとえば荷主別、物流センター別、エリア別といったさまざまな区分を導入し、予算管理を行う必要もあります。
もちろん物流コスト予算管理の実践がすぐさま、物流効率化や物流コスト削減につながるわけではありません。
しかしながら、しっかりとした物流コスト予算管理がさらなる物流コスト削減につながる重要なプロセスであるということは否定できないのです。
この記事へのコメント
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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