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日研とダイセーエブリー二十四 資本業務提携を締結
2019年6月12日
パンの共同配送を主力とする日研(重髙弘睦社長=写真左、広島県安芸郡海田町)は、チルド食品の物流サービスを全国で展開するダイセーエブリー二十四(田中孝昌社長=同右、愛知県一宮市)と6月11日、資本業務提携を締結。両社は、M&Aキャピタルパートナーズ(東京都)の仲介で今年3月から協議を重ねていたが、さらなる成長を図りたい日研と、広島地区の拠点形成を進めたいダイセーエブリーの思いが一致したもの。
日研は従業員135人、昨期は売り上げを前年の9億6000万円から11億円に伸ばすなど、順調な成長を続けてきた。しかし、スーパーマーケット市場の再編や、働き方改革への対応を考える中で、「さらに成長するため、食品配送のノウハウを生かした新事業を展開したい」(重髙社長)と検討を始めたという。提携を受け、チルド食品の配送を新事業として始める。
一方、ダイセーエブリー二十四は従業員2150人、売上高260億円。グループ全体では7000人、同750億円に上る。田中社長は「15年ほど前に拠点を撤退して以来ずっと、広島との縁を作るチャンスを探しており、今回それが実現できる」と大きな期待を持って迎えている。
重髙社長は「従業員もダイセーグループの一員になり、基盤が堅固になったことを喜んでいる」とも話している。なお、日研は田中氏が代表取締役会長に就任。ダイセーエブリーから役員3人も経営に加わる。重髙氏は取締役社長として引き続き経営の指揮を執る。
◎関連リンク→ ダイセーエブリー二十四株式会社
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