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ブログ・鈴木 邦成
第557回 :物流と新技術
2019年7月15日
ウエアハウスマネジメントシステム(WMS)や輸配送管理システム(TMS)に人工知能(AI)を導入するという流れが出てきています。
一例をあげると、ディープラーニング(深層学習)を取り入れることで、どのような指標(特徴量)を用いれば、需要予測を効果的に行えるかといったことを人間ではなく、機械が考えることが可能になります。しかもその精度はますます高くなる方向にあります。
AIにより、物流センターのすべての在庫について、入出荷量を予測したり、適正在庫レベルを特徴量を定めて予測することが可能になるわけです。
AIの花形的なプログラミング言語として注目されているPythonや、AIの考え方ときわめて相性のよいベイズ統計などの活用も導入の流れを加速させています。
もちろん、サプライチェーンにおける一連の物流情報支援システムへのAIの導入は始まったばかりで、本格化していくのはこれからということになるのはいうまでもないことです。
この記事へのコメント
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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