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ブログ・船井総研ロジ
第44回:ガラスコーティング 営業方法に重点を
2010年2月23日
今回は、省エネ関連ビジネスの1つである省エネ対策のガラスコーティングビジネスについてご紹介します。以前、弊社のコンサルタントが断熱塗料にいてご紹介していますが、この断熱塗料が建物の外壁に塗布することに対して、このガラスコーティングは建物の窓ガラスに塗布するものになります。
まず、イメージを持ってもらう為に簡単に概略をご説明すると、ガラスコーティングとは、窓ガラスを対象として、ガラス面の内側に無色透明の薬剤を塗布することを言います。類似品としてガラスフィルムがありますが、フィルムがガラスに貼り付けるのに対してガラスコーティングは塗り付ける方法です。
ガラスコーティング後の実際の効果ですが、大きく3つあります。1つ目は、省エネ効果から電気代の削減に繋がることです。外気熱を遮断し、室内熱を逃がさないため、エアコン等の温度設定を夏は高く、冬は低く設定でき、消費電力を抑えることができます。
2つ目は、冬場の結露発生を抑制することです。外気温度と室内温度の差を少なくするため、通常より結露の発生を抑えることができます。3つ目は、紫外線をカットすることにより変色を防止することです。紫外線を遮断するため、衣類等の変色を防ぎます。
また、対象物件は、直射日光が当たる窓ガラスがある建物になりますので、オフィスビル・病院・学校・テナントショップ・工場・倉庫などから個人宅など建物全般になります。
このビジネスのポイントは、コーティングする技術力と営業方法(提案方法)になります。コーティングする技術力は、研修や現場を経験することにより習得可能かと思いますが、営業方法(提案方法)は、マーケティング的視点に立って実施することが重要です。省エネ・エコと騒がれ、注目を浴びているからと言っても、やはりマーケティングができなければ商品を売ることができません。尚、このビジネスの成功事例として、立ち上げ2年後に年商2.3億円に成長させた企業もあります。
(株式会社船井総合研究所・下川譲)
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は08年12月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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筆者紹介
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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