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ブログ・高橋 久美子
第69回:なぜレスポンス広告でなければいけないのか?
2011年7月6日
私たち中小規模のビジネスでは、なぜ、「レスポンス広告」にしなければいけないのか?なぜ、大手のような「イメージ広告」では、ダメなのか?今週は、その理由をお話していきます。
私たち中小と大手の違いはいろいろありますが、その中でも大きな違いは「経営資源量」の差です。経営資源とは「人・モノ・金・情報」です。広告戦略の中では、さらにこの中でも「資金」の差が問題になってきます。
大手に比べて資金が少ない中小では「限られた資金を、より効率的に使う」ことがとても重要になります。そのため、今回打った広告は、費用対効果がよかったのか?悪かったのか?見極める必要があるのです。ですから、広告1回あたりの効果が計測できる「レスポンス広告」にしなければならないのです。
例えば、あなたが、10万円をかけて広告を打ったとします。その結果、30万円の売上があったとしたら、この広告は「費用対効果がOKの広告」ということになります。次回もまた、同じように広告を打てば、ほとんど同じ効果が予想できます。
しかし、10万円をかけたけれども、1000円しか売れなかったとか、又はゼロだったという場合、この広告は「費用対効果がダメな広告」という判断ができます。
中小では「ダメな広告」を打ち続けるほどの体力がありません。ですから、「ダメな広告」と「OKな広告」をきちんと見極めて、「OKな広告」だけを効率的に打っていく必要があります。その「見極め」をするために、効果が数字ではっきりと計測できる、レスポンス広告でなければならないというわけです。
だからといって「大手は広告費をムダ遣いしてもいい」というわけではないんですよ。今までにも何度かお話してきているように、大手と中小では、とるべき戦略が違う、ということなのです。
私がお伝えしているのは、「中小の運送会社」に有効な方法です。特に、トラック20台以下の運送会社で、一番効果を実感してもらえる方法です。来週も、トラック20台以下の運送会社の荷主獲得に直結するお話をしていきますので、楽しみにしていてくださいね。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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