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ブログ・高橋 久美子
第82回:店主VS友達
2011年9月28日
今日も「あなたの会社に自動的に荷主を連れてきてくれるセールスレター」の作り方についてお話していきます。先週、「まずは、お客様の声を集めてください」というお話をしましたが、「いや、高橋さん、そんな事より、早くセールスレターの書き方を教えてよ」と、思っている人も多いかもしれません。しかし、「お客様の声」はかなり重要です。ですから、ぜひ真剣に集めてほしいと思います。
突然ですが、ちょっと想像してみてください。あなたの家の近所に焼肉屋があるとします。その焼肉屋の店主が、あなたに対して、「うちの焼肉はおいしいよ!」と、言ったとして、あなたは、その店主の言葉をすぐに信用することができますか?
「そうか、おいしいのか。それじゃあ明日にでも、早速食べに行ってみるぞ!」、店主の言葉をそのまま信じて、そんな風に思うでしょうか?おそらく、「そりゃ、自分の店のことは、おいしいって言うに決まっているじゃないか」と、思ってしまう人のほうが多いのではないでしょうか。
それでは、この場合はどうでしょうか。あなたの友達が、あなたに向かってこう言いました。「昨日、あの焼肉屋に行ったんだけどさ、すっごいうまかったよ!」。さて、どうですか?さっき「店主」に同じことを言われたときよりは、少しは信じる気持ちになれるのではないでしょうか。
A=焼肉屋の店主が自分で言っていた「おいしい」という言葉と、B=あなたの友達が話してくれた「おいしい」という言葉では、あなたはどちらの「おいしい」という言葉を信用する気になりますか?
おそらく同じ「おいしい」という言葉でも、ほとんどの方が「B」の、友達の言葉のほうが、信じられると思うのではないかと思います。
それと同じです。あなたの会社はとてもいい会社だと思います。でも、自分で「うちは、すごくいい会社です!」と、叫び続けても、なかなか信用してもらえません。それよりも、第三者に「あの会社は、すごくいい会社ですよ」と言ってもらったほうが、信頼度がアップします。つまり、あなたの会社の「いいところ」は、自分で言うよりも、「お客様の喜びの声」で、お客様に語ってもらったほうが、数倍効果的だということです。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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