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ブログ・船井総研ロジ
第201回:ネットからリアルへ
2013年6月26日
以前は、消費者の購買行動モデルは、「AIDMA(アイドマ)の法則」で説明されていましたが、最近では「AISCEAS(アイシィーズ)の法則」へ変化してきているそうです。それぞれの頭文字の意味は、次の通りです。
A=Attention(気付き)
I=Interest(興味)
S=Search(情報収集)
C=Comparison(情報比較)
E=Examination(確認検討)
A=Action(商品購買)
S=Share(情報共有)
商品・サービスに気づき、興味を持った人はネットなどで情報収集し、比較検討し、実店舗などで実物を確認・検討した結果、購入しその後、SNSサイトなどで情報共有する、という行動パターンです。つまり、ネット上だけでなく、実際に自分の目で確認したいというニーズが確実にあります。O to O(Online to Offline)という言葉が出てきたように、ネットでのつながりをきっかけに、実店舗へ誘導するモデルが増えてきています。
これは、B to Cの例ですが、物流業界に置き換えても同じことが言えるでしょう。ネット検索で物流会社を探す荷主企業が増えてきましたが、受注率を高めるためには、倉庫見学へ誘導することが効果的です。また、その前に問い合わせを得るためには自社の車両・倉庫やサービス紹介の動画をアップすることでWeb上でも詳細確認してもらえ、コンバージョン率が高まります。
特に、物流のようなサービスの提供は、小売店と違い、その商品を手にとって見ることができません。サービス購入決定後、その役務を提供されて、はじめて体感することができます。
目に見えないものを買うということは、小売店で物を購入するよりも、不安に感じることが多いでしょう。ですから、お客様に安心感を与え、成約率を上げるためには、実績や事例があれば、ホームページ・ブログなどで、どんどん発信していくべきでしょう。
(船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は12年9月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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