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ブログ・船井総研ロジ
第232回:通販物流の専門店化
2014年2月3日
すべての商売にはライフサイクルがあり、導入期→成長期→成熟期→展開期(衰退期)と移行していきます。そして、ライフサイクルが進むにつれて、繁盛するための戦略・手法も変化していきます。
その変化の一つに、求められる業態が総合店から専門店へと移り変わっていくことが挙げられます。わかりやすく言うと、専門性を持った商品やサービスを提供しないと、お客様から選ばれなくなってしまうということです。
このことは、通販物流業界においても、同様のことが言えます。数年前までは、まだBtoCの通販物流サービスを積極的に取り組んでいる会社自体が少なかったため、「BtoCの細かい作業に対応してくれる物流会社に依頼したい」や、「通販の物流実績がある会社にお願いしたい」というようなニーズでした。
しかし、最近では、要望はより細分化し、「アパレルの実績がある、通販物流会社にお願いしたい」や、「食品なので、衛生管理や温湿度管理をしっかりしている通販物流会社にお願いしたい」というような流れに確実に変わってきています。もっと言えば、アパレルの中でも、レディースアパレルに強い物流会社や、子供服の実績がある物流会社というように、商品カテゴリーレベルまで専門性を求める通販会社も現れてきています。
ライフサイクルの変化というのは、避けては通れない道です。これからの通販物流は、今まで以上に専門性を求められるようになってきますので、どのような業種、商品を得意としているのか、どのような流通加工ができるのかを、意識して打ち出す必要があります。
(船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は13年6月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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