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ブログ・高橋 久美子
第232回:変化の激しい時代に生き残る会社
2014年8月18日
突然ですが、あなたの会社の電話機はどのような形をしていますか。ファクス付きの複合機、留守電、ナンバーディスプレイ機能、短縮ダイヤル機能なども付いているかもしれません。「昔ながらの黒電話を使っています」という人は、ほとんどいないと思います。
世の中はすごいスピードで進化しています。パソコンも車も20年前よりも今、昨年よりも今年のバージョンの方が、より良い製品になっています。
いくら史上最強の傑作商品ができたとしても、あっという間にライバルに真似され、さらに進化した商品が市場に出てきます。つまり、過去の自分を陳腐化し続けなければ、市場で支持され続けることはできないということです。
ところが、中小運送会社の経営者の中には、いまだに20年前、いえ、もっと前、高度成長期の経営方法から抜け出していない人がいるのです。こんな風に書くと「そんなことを言うけど、変わらないものだってあると思いますよ」と言う方がいらっしゃいます。
もちろん、普遍的なもの、後世に継承すべきこともあります。しかし、集客方法など市場の変化に伴って大きく変化するものについては、常にバージョンアップしなければなりません。「変化」=「進化」なのです。
変化の激しい現代、生き残ることができるのはどんな運送会社でしょうか。それはズバリ、「進化し続ける運送会社」です。それでは会社が進化し続けるにはどうすればいいのかというと「社長が学び続けること」です。セミナーに参加したり、本を読んだりし、新しい学びを得てアップデートしていく社長と、「俺はもう十分に学んだから、今さら学ぶことなどない」と、進化を放棄する社長とではどんどん差がついてしまいます。
特に、我々中小の場合は社長の進化がそのまま会社の進化につながります。社長が進化をやめれば、当然、会社も進化するはずがありません。しかも、変化の激しい現代において、「進化を止める」ことは「現状維持」ではありません。後退です。過去にしがみついていないで、過去の自分をあっさり陳腐化できる経営者でありたいですね。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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