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ブログ・高橋 久美子
第326回:あなたの今日の服装は?
2016年5月30日
あなたは今日、どんな服装で出勤していますか? スーツを着ていますか? それとも、作業服を着ているでしょうか。
トラック20台以下の運送会社の経営者の中には、作業服で会社に出勤する人も多いようです。ひょっとしたら、あなたも、そうかもしれません。だとしたら、今から私がする話を、ぜひ真剣に聞いてくださいね。
あなたの服装は、あなたのセルフイメージに大きな影響を与えます。そして、あなたの服装は、周囲の人間の、あなたに対する態度にも影響を与えているのです。
体を動かす作業をするときに、タキシードを着ていては動きにくいでしょう。羽織袴姿では、掃除も洗車もしにくいですね。作業服は、作業をする人向けに、作業をしやすいように作られたユニフォームです。
そこで、あなたに二つ質問があります。
「あなたの仕事は何ですか?」「あなたの時給はいくらですか?」、社長のあなたがやるべき仕事は何でしょうか。そして、その仕事にふさわしい服装は、どんな服装でしょうか。
時々、従業員やそのほかの役員の自分に対する態度に不満を抱えている社長がいますが、そういう人に限って作業服を着ています。作業服を着て、従業員に洗車する姿を見せることで、気さくな社長を演じているのかもしれません。みんなと近い距離にいるよとアピールしたいのかもしれません。
しかし、もう一度質問します。あなたのやるべき仕事は何でしょうか。
従業員に向けてのパフォーマンスに気を使っているよりも、よい仕事を獲得し、利益を出すことのほうが重要なはずです。
社長のあなたが、いつも作業服を着ていることで、知らず知らずのうちに、荷主担当者に気軽に「安くしてよ」と言わせる雰囲気をつくってしまっている可能性もあります。
明日から「儲かっている会社の社長にふさわしい服装」で、会社に出勤してみてください。最初は「あれー? 社長、そんなカッコしちゃって、どうしたんですかー?」と、からかわれるかもしれません。しかし、3か月続けてみてください。あなたへの周囲の言葉遣いや態度は必ず変わります。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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