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物流ニュース
近鉄エクスプレス 辻本社長が年頭の挨拶
2006年1月5日
近鉄エクスプレスは5日、年賀式を開催。辻本博圭社長が挨拶した。内容は次の通り。
「皆さん、新年明けましておめでとうございます。
今年のお正月休暇はちょうど1週間で少し物足りなかったのではないかと思いますが、みなさんには十分な休養をおとりになったことかと思います。今日からいよいよ2006年の仕事始めです。再度気を引き締めて仕事に取りかかっていただきますよう、よろしくお願いいたします。
さて昨年は上半期がハイテク関連品の在庫調整などにより、物量が前年比を割り込む月が数ヶ月続きましたが、7月で底を打ち、8月から前年比を上回る回復基調に転換しています。特に9-11 月につきましては前年比で10%近く上回る結構な状況にありました。我々が得意とする取扱い品目であるハイテク製品、薄型テレビ、DVD、それらの部品・完成品の物量が非常な勢いで伸びています。
一方、自動車関係の開拓も順調に伸びてきています。今年の上半期は市場環境が良くなかったため、中間期の業績は目標を多少下回る成績で終わっていますが、下期は現在の追い風を利用して、残りの3ヶ月で当初の目標であります連結経常利益95億円を是非達成するよう、皆さんのご努力をお願いしたいと思います。
昨年の10月から当社の株式価格が大幅に上昇しており、時価総額は現在も1,000億円を超える状態が続いております。今年はいよいよ連結経常利で100億円を突破したい、100億円以上を実現したい、と強く感じている次第です。そのために、物量のさらなる拡大、利益率の向上、この2つを色々な施策を実施に移して実現していく次第ですが、大きな施策といたしまして、3点ご紹介したいと思います。
その1つは、アジア・オセアニア本部の2分割です。BRICSの中でも巨大な市場である中国およびインド、この2つの国のマーケットを広く、なおかつ深く開拓するため、1月1日付でアジア・オセアニア本部を二分割し、それぞれに本部長、担当役員を配置しました。これによりKWEは長く続いた世界4極体制から世界5極体制になります。今後、特にアジア地域でのますますの物量拡大を目指してまいりたいと思います。
2番目は日本国内の地方市場への進出です。KWEの国内販売網は3大都市圏の首都圏、中部圏、関西圏に集約されており、競合会社に比べ地方都市での販売網が手薄であると皆さんもお感じになっていると思います。この状況を是正するために、第2次中期経営計画に沿って日本国内の地方市場への販売網の整備を急ぎたいと思います。本年中に販売網が手薄な九州、中国・四国地方、北陸、東北、これらの地域につきましても何らかの手を打っていきたいと考えています。
3番目は、赤字法人の早急なてこ入れです。KWEグルー プ50数社の昨年の成績は概ね良好でしたが、業績不振の会社もありました。KWEが大きく順調 に成長するためには 1 社の赤字会社もあってはならない、というのが私の考えです。
今年も昨年から続いていますグローバル情報システム(NKP)の完成や、株式会社商船三井との 具体的な業務提携の実現など、やらなければならないことが山積みされていますが、KWEグルー プは着実に前進し続けるものと確信しております。
本年はKWEグルー プの初めての挑戦となる、連結経常利益100億円、これを達成するために、「100 億円を目指してがんばろう!」という標語を英語で掲げたいと思います。“ Go for 100 ! ”です。これをKWEグルー プ社員全員の今年の 標語としてがんばっていきたいと思います。
それでは皆さん、今年も前向きに楽しく仕事をしていただいて、2006 年が良い年となるよう頑張りましょう。以上簡単ですが、新年の挨拶とさせていただきます。どうも有り難うございました。この記事へのコメント
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