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物流ニュース
北京近鉄 天津物流園区内に倉庫を新設
2006年10月12日
近鉄エクスプレス(KWE)の中国現地法人の一つ北京近鉄運通運輸有限公司(北京近鉄)の天津支店はこのほど、天津物流園区内に倉庫を新設、本格的に営業を開始した。
同支店ではこれまで、特定の顧客企業に対し、業務提携先企業を通じて物流園区内でロジスティクス業務を提供してきたが、同区内での業務に関する引き合いが増加していることから、自社でのオペレーションを開始した。さらに、年内には日系大手メーカー4社に同区内での自社オペレーションによるサービスの提供を開始させる予定。
サービス開始後には、顧客企業は現地生産したものを輸出や中国国内で販売する際に物流園区を活用して増値税還付を受けたり、非居住者名義で商品を長期に保管することが可能となる。現在、天津物流園区では、日系物流業者から業務委託を受けた地場倉庫企業が業務を行なっている例はあるが、今回のように日系物流企業が単独でサービスを提供するのは初めて。
首都・北京から南東へ120kmの近距離にある天津市は、日系大手自動車メーカーやその関連企業など、多くのメーカーが進出しており、近い将来、欧州の航空機メーカーも進出を予定しているという。
また、携帯電話メーカーなど、国内市場向け販売を目的とした企業の進出も目覚しく、さらなる経済成長が期待されている。
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