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物流ニュース
関西の航空貨物市場 競争激化で魅力が減少
2007年6月6日
航空貨物を取り扱う運送事業では、他の運送事業に比べ運賃が高額で4トン車でも、月に100万円以上売り上げるほどだった。
しかし、現在、関西では輸送業者の増加などから運賃が下落していると関係者は語る。
大阪府の生鮮輸送を行う運送会社では、「10年前なら4トン車で関空発広島・四国・北陸などで、1か月約120万円から140万円を売り上げるなど、魅力ある輸送だった。しかし、取扱業者間で運賃の値下げ競争が行われ、なかには運賃を支払ってもらえないなど、大変な思いをした事業者も多い」と話す。
また、別の航空貨物を取り扱う運送事業者は、「全国各地で空港が開港したことから、各空港での貨物の取り合いなども発生している。現在、空港貨物の輸送運賃は1か月で平均100万円程度とされているが、車両、燃料費の高騰などもあり、以前ほど魅力のある輸送ではない」という。
(佐藤弘行記者) -
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