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物流ニュース
ティーエルロジコム横浜金沢支店 鉄道車両輸送に誇り
2008年6月2日
ティーエルロジコム(鎌田正彦社長、東京都墨田区)の横浜金沢支店は、約5000坪の敷地に3棟の倉庫を構える。倉庫坪数は合わせて4258坪で、このうち保税蔵置場が2320坪。
同支店は多様な荷主と取引しているが、とりわけユニークなのは鉄道車両輸送。SBSグループでも、鉄道車両輸送を手掛けるのは同支店のみとなっている。
一期棟には30tの天井クレーンが備え付けられており、主に輸入板ガラスの保管・入出庫・配送、トラック用クレーンの輸出梱包などを手掛けている。
二期棟は包材や小売店舗の消耗品・用度品をメーンに扱い、三期棟ではシステムキッチンや化粧品、健康サプリメントの保管・入出庫・配送などを行っている。
運営本部運輸運営部の清水冬彦支店長は「一つのセンターという捉え方ではなく、ある荷主企業にとっては主管センターであり、輸出や路線出荷の拠点。さまざまな側面を持っている」と説明する。
6月初旬からは、首都圏の私鉄の車両輸送を開始する。日中に県内の埠頭から専用のトレーラに積み込み、夜間に引き込み線まで陸送する。トラクターヘッド1台に、ポールトレーラとフルトレーラを連結し、一度に鉄道車両を2両運ぶ。
「運ぶだけなら2時間程度で終了する」仕事でも、「2年くらい前から計画を立て、最低でも半年前には役所に許可申請を行わなければならない。事前の準備が重要で大変」だという。
清水支店長は「今の鉄道は『鉄』ではなく、アルミやステンレスで出来ている。車両床下の機器にはコンピューターが多数付いており、ちょっとした傷でも問題になる。検品をしっかり行い、『精密機械と同じ』扱いで運んでいる」と説明。また、輸送中に事前の想定になかった状況に出くわすこともあり、「メンバーは素早く正確な決断を求められる」という。
また、「鉄道車両輸送を展開している会社はそれほど多くないので、ティーエルロジコム・SBSグループとして一つの売りになっていると思う。専従の担当者は誇りを持って仕事をしているので、このノウハウを若い人に伝えていきたい」と話す。
◎関連リンク→ティーエルロジコム -
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