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    石居運送 トレーラ脱落防止装置を開発

    2008年6月12日

     
     
     

     海コンなどトレーラ輸送を行うドライバーにとって気をつけなければならないのが、カプラーに接続したつもりが実際は忘れていたというトレーラ部分の脱落事故だ。1日何度も輸送をこなすケースなど、こうしたうっかりミスが少なくないという。
     そこでいま注目を集めているのが、トレーラの脱落防止装置。「何とかして荷物事故をゼロにしたかった」と語るのは、同装置を開発した宮崎邦弘氏(石居運送専務)。同社は大手製紙会社および海コン事業者を荷主に持つなどトレーラ輸送が主力。それだけに、トレーラの脱落による荷物事故も過去に発生していたという。


     同装置の仕組みはシンプルだ。キングピンがカプラーにしっかり噛み合っていないままエンジンをかけようとすると、カプラー部分に取り付けられた装置が反応し車内のブザーが鳴る。同時にエンジンも始動しない。
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    装置が反応すると車内のブザーが鳴る
     現在特許出願中で、早ければ8月には付与される見込みだ。宮崎氏は「トレーラ脱落事故はドライバーの単純ミスによるものがほとんど。それが原因で荷主からの信頼を損ねてしまってはもったいない」と、開発に至った経緯を説明。
     同装置を取り付けて以来、同社はトレーラ脱落による荷物事故はゼロとなり、安全に対して万全の態勢を整えている。また、同社以外にも同装置は名古屋市に本社を置く大手海コン事業者がトレーラ数10台に採用済みで、今後数百台あるすべてのトレーラに導入していく予定だという。
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    宮崎氏
     同装置は取り付け工賃込みで7万円。問い合わせは、電話052(551)6573番(石居運送)まで。

     
     
     
     
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