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製品・IT
茨城乳配 「ディーゼルプロ」でDPFトラブル減少 環境にも配慮
2020年1月13日
茨城乳配(吉川国之社長=写真中央、茨城県水戸市)がサンオータス(横浜市港北区)の販売する「ディーゼルプロ」を導入して1年半が経つ。同製品は、フューエルラインとインジェクターを非分解で洗浄し、バルブ・ピストン・燃焼室に付着したカーボンを除去する整備機器。
吉川社長は「以前は、修理代が高額になるDPFやエンジン燃焼系の故障を予測できず頭を抱えていたが、導入以降、トラブルが格段に減少した。トラックの延命にも一役買っている」と評価。「ディーラーに持ち込むと時間がかかるし、交換になることも多いのでコストが増す。自社の駐車場内で車両の状況を診断でき、稼働を止めずにメンテナンスできることは大きなメリット」と付け加える。
現在、同社が保有するトラックは180台を超える。その整備を任されている整備部の築館渉グループ長(写真左)は、「この製品を持って、各営業所をメンテナンスで回っている。ドライバーからは『燃焼ボタンが点滅する回数が減った』という声が寄せられている」と好評の様子。
サンオータスのアディカリ・プラカス課長代理(写真右)は、「フィルターの汚れやつまりが原因であれば、当製品で解消できる。物理的に壊れている場合は、修理や交換が必要」と説明。「使用方法は簡単で、整備士ではない方が担当されているユーザーもいる」とし、「これまでに全国で600社以上に販売しているが、当製品が原因でトラックが壊れたという報告はない」と自信を示す。
吉川社長は、「ディーラーとの付き合い方も重要。当社はディーラーからこの製品の紹介を受けたが、なかには『純正ではないものを使用すると保証しない』と言われるケースもあると聞く」と明かす。「ディーラー側も人手不足で、修理費用の交渉などで時間を割かれるのは望んでいないはず。それに、年々高価になっている新車がすぐ壊れれば、評価を落とすことにもなりかねない」とも。「それならば、このような製品を紹介して、乗り替えまで快適に走ってもらう方がウィンウィンなのでは。その上、環境にも優しい」
同社長は「運送事業者を取り巻く環境は、人件費や車両費などのコストアップに加え、環境に関する規制の強化など、刻々と変化し厳しくなっている。削れる部分を削るしかない」とし、「汚れが少ないうちにメンテナンスを行えば、故障も少なくなる。予防策として、これからも活用していきたい」と語った。
◎関連リンク→ 茨城乳配株式会社
◎関連リンク→ 株式会社サンオータス ディーゼルプロ
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