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    地場輸送で利益確保、「走らない」が重要

    2008年6月19日

     
     
     

     燃料価格の高騰で、地場輸送でもいかに走行せずに運賃を稼ぐかに考えを巡らせる運送会社が大阪府和泉市にある。
     同社は大手建設会社の資材などの配送を行い、クレーン付きトラックによる配送を手掛けている。同社の1日の走行距離は多くて100km、少なければ30─50kmというから驚きだ。1日の貸切運賃も4tクレーンで2万5000円前後と高額ではないが、走行距離が短い分、燃費も少なく1日2000円から3000円。高速道路の走行もないため十分な利益が出るという。


     同社社長は、「長距離は経費がかかり、利益はわずかだった。しかし、建設関係は走行距離が少なく作業が大半で経費がかかない。事故や車両故障などのリスクも少ないことに気付いた」と語る。
     さらに、「いかに走らず運賃を稼ぐかが重要。地場配送の中でも、走行の少ない配送に今後もアプローチしていく」と話している。(佐藤弘行)

     
     
     
     
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