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製品・IT
シグマインターナショナル 少数精鋭で質の高いサービスを
2020年2月26日
中古トラックの買い取り・販売を手がけるシグマインターナショナル(横浜市中区)は、「サービスを通して感動を与える」を経営理念に掲げている。春井勝匡社長は、「感動を提供できて、初めてリピーターになっていただける。中長期的なお付き合いができるよう、顧客と信頼関係を築きたい」と語る。
同社長は、「あくまで仮説だが、将来的に物流業界はM&Aが進み、規模の大きい会社が増えるのでは」と分析。「そうなれば、中古の需要が減り、リースのニーズが高まることが予想される。その時は何か打つ手を考えなければならないだろう」とし、「業界の今後の動向に注視したい」と語る。
「よくインタビューなどで『会社の成長』という言葉を耳にするが、『成長』とは何か、人と比べることだろうか、それともやりたいことをやれるようになることだろうか、と考えることがある」という同社長。「永続的な成長はない。どこかで必ず頭打ちになるはず」。
続いて、「少子高齢化が進むにつれ、パイは確実に減っている。日本の人口は今後も減り続けるのに、社員を増やして拡大路線を貫くことが果たして『成長』なのだろうか」と持論を展開。「『成長』よりも『固める』ことが重要と考えており、少数精鋭で、より質の高い商品やサービスを提供していく」。
自身も、トラック販売の営業マンとしてトップの成績を残した経験を持つ。「リーマン・ショック後、周囲にも助けられ、独立した」と振り返る。
そんな同社長だからこそ、社員に対しては、「豊かさ」をキーワードに教育を行っているという。「金銭面だけでなく、心と体の豊かさも重視している。数字だけではなく、何かを成しえることが大切」と語る。
採用活動についても、「基本的に、中途採用は異業種からのみ」。人事評価も透明性を大事にしており、「頑張れば頑張った分、評価が上がる仕組み」と説明する。「当社は可能な限り規則を無くし、社員一人ひとりが高い人間性と常識で物事を考えて行動するよう徹底している」とし、「何かを大きく成しえた人とともに、さらなる高みを目指したい」と語る。
◎関連リンク→ シグマインターナショナル株式会社
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