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  • ブログ・船井総合研究所

    第5回:バイオマスリサイクル、農業・畜産業の発展なくして成功なし!

    2009年5月4日

     
     
     

     CO2問題が世界中で話題になっている昨今、バイオマス資源(食品廃棄物、有機性汚泥、稲わら、木くず、その他)のリサイクルは益々注目を集めているのです。
    特に、平成13年度から動き出した食品リサイクルにおいては約7年が経過し、様々な結果が出てきています。


    funaiyamada.jpg 食品リサイクルのリサイクル率は、平成13年度からの5年間で約1.4倍になりました。リサイクルの内容としては、約92%を肥料化・飼料化で占めている状況です。
    ところが、国内の食料自給率は39%と低迷し、農業者離れ、後継者不足等、肥料や飼料を使用する業界は衰退する一方だと言えます。
    果たして、リサイクル率が向上しているにも関わらず、農業・畜産業が衰退しているこの状況を成功と言えるのでしょうか?
    穀物価格の高騰によるリサイクル飼料(エコフィード)のニーズは高まってくると予想されておりますが、リサイクル可能な食品廃棄物の品質は限定されてきます。
    一方、有機性汚泥には、食品工場から排出されるものと自治体が処理している下水汚泥があります。含水率の高いこれらの有機性汚泥のリサイクルには、手を焼いているのが実態です。やはり、堆肥化が多いのが現状ですが、重金属や凝集剤の残留が農地に及ぼす影響が懸念されるため、なかなか使用されていかないところが多いのです。つまり、いずれの場合も堆肥化しているケースが多いのですが、使用する生産農家が安定的に確保できず、堆肥が余ってしまうというところが多いと思います。
    いずれにせよ、農業・畜産業の発展なくして、バイオマスリサイクルの成功はあり得ないのです。
    顕在化してきたこれらの問題点を改善し、循環ネットワーク全体にメリットのある仕組みを構築していくことが、一時的な見た目の成功ではなく、永続的かつ長期的な成功のためには本当に必要になってきているのです。
    (株式会社船井総合研究所 農業・食品リサイクルビジネス支援チーム 山田 浩太)
    ☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com
    ※記事は08年4月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

     
     
     
     
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    船井総合研究所

    本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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