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    第43回:古紙リサイクルの最前線

    2010年2月16日

     
     
     

     昨年の金融危機に端を発した世界経済の同時不況の波は、古紙リサイクル業界にも押し寄せました。
     世界同時経済不況により、急成長を遂げていた中国をはじめとするアジア諸国での古紙需要が減少しました。特に昨年10月以降、中国が世界中の古紙を買い集める量を控えるようになったことで輸出価格が暴落しました。中国の経済成長に支えられていた古紙リサイクル業界の成長は鈍化し、古紙問屋の経営環境は今厳しい状態です。


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     具体的には、市場自体が縮小したことで、法人1社あたりの古紙回収量、売上が減少しています。
     市場環境が厳しい今、業界大手企業の勢力拡大、同業者間での価格競争、古紙回収の争奪戦が起こっています。競争の激化は、同業界だけではありません。
     古紙問屋が脅威と感じている業界には、企業活動の中で排出される新聞、雑誌、ダンボール、コピー用紙などの古紙と関連する廃棄物業界、ビルメンテナンス業界、そして企業に直接入り込んでいる物流業界があります。
     実は何社か物流企業も古紙リサイクルビジネスに新規で参入されており、順調に成長されている企業が多数存在しています。
     異業種である物流企業が、新規で参入して堅調に売上を伸ばすことが可能かと言えば、大量に古紙、特にダンボールを排出する大手企業には必ず物流企業が入り込んでいるからです。普段の業務では意識する機会は少ないかもしれませんが、物流企業をとても脅威に感じている古紙問屋が多いのが実態です。
     昨年も古紙リサイクル、廃棄物処理ビジネスに新規参入を検討している物流企業が多数相談に来られました。ここで新規ビジネス成功のポイントは、既存及び新規の荷主企業から大量の古紙を回収することが出来る環境にあれば、事業化のチャンスは広がっています。
     地域差によりダンボール、雑誌などの古紙の回収が容易な企業とそうでない企業がありますが、今後は業界の垣根を越えた異業種からの相互参入が増加することが予想されます。
    (株式会社船井総合研究所・岡崎聡志)
    ☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com
    ※記事は08年12月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

     
     
     
     
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    船井総合研究所

    本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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