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    第68回:電線類地中化ビジネス

    2010年8月10日

     
     
     

     皆さんは電線類地中化ビジネスをご存知でしょうか。電線類地中化ビジネスとは電線及びその関連施設(電柱など)を地下に埋設することです。電線類を地中化することで、道路を邪魔するものがなくなり、コモンスペースや緑地帯を作り出すことができます。
     電線類地中化は結果として環境に配慮した街作りへと繋がる環境ビジネスの1つです。今回は電線類地中化ビジネスをご紹介したいと思います。


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     電線類地中化は行政や電力会社によってのみ行われるというわけではありません。不動産会社が住宅街や大規模施設の建設に伴い電線類を地中化したいと考えた場合、行政許可を得た上で、不動産会社によって電線類が地中化されます。
     また、株式会社ジオリゾーム社(http://www.georhizome.com/)ではこの電線類地中化ビジネスを自社の事業軸として不動産企業をターゲットとしてビジネス展開しています。つまり電線類地中化は民間企業によって計画され、民間企業によって電線というインフラ媒体の工事が行われているのです。
     さて、電線類を地中化することで得られるメリットとは何でしょうか。それは大きく3つあります。1つ目は景観の向上です。電線類が地中に埋設されることで、開放的且つ高級感漂う街並みを築くことができ、頭上を見上げるといつも以上に大きな空が一面に広がります。
     2つ目のメリットは災害の防止です。電線(電柱)の存在は私たちが普段気づかない危険性を持っています。それは災害時の電柱倒壊による危険性です。電線類が地中化されることでそのような災害リスクを低減することが可能となります。実際に阪神淡路大震災の際、神戸地区の電線(電話回線ケーブル)の被災率は地上電線地区が2.4%、地中化地区が0.03%とその被害は80分の1程度に留まったとの報告があります。
     3つ目のメリットは「資産価値の維持・向上」です。不動産鑑定士の調査によると「電線類地中化は土地価格に対して、概ね7%程度のプラス影響を与える」という報告があります。また、実際に電線類地中化住宅街にお住まいの方の60%以上が電線類地中化エリアの住宅地が資産価値の維持ができると考えていることが株式会社ジオリゾーム社の調査により判明しています。
     もし機会があれば電線類が地中化されたエリアへ行ってみることをオススメします。きっと頭上一面に広がる空景色に開放感と感動を感じることと思います。
    (株式会社船井総合研究所 小川 宏明)
    ☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com
    ※記事は09年08月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

     
     
     
     
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    船井総合研究所

    本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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