そこで、現状のＬＥＤ照明の動向ついてお伝えしたいと思います。ＬＥＤ照明がクローズアップされたのが、今から2年～3年前だと思います。その後、価格面・品質面の問題で暫く沈静化していましたが、今年に入り、動きが活発化しております。
　その一つに価格の低下が挙げられます。以前のＬＥＤ照明は、高額かつ投資回収に相当の期間を要していましたが、最近のＬＥＤ照明は割高感は若干あるものの、以前に比べ随分と値が下がっています。
　ＬＥＤ蛍光灯を例に挙げると、2～3年前は、中心の価格帯が1本15,000円～20,000円でしたが、最近は10,000円～15,000円まで下がっています。一部1本6,000円で販売しているメーカーもあります。
もう一つが品質の向上です。ＬＥＤ照明と言えば、一般的な照明に比べ、照度・照射角度・重量等で劣っていましたが、最近では、遜色ないぐらいに品質が改善されています。よくＬＥＤ照明は直線的な照射で広がりがなく、周辺が暗くなると懸念されていましたが、最近のＬＥＤ照明はその点が随分と改善されています。
　以上を踏まえ総括すると、今後のＬＥＤ照明の市場は更に成長するものと考えられ、言い換えれば、需要が高まり、導入する企業が増えることで、今以上に価格面・品質面の改善が図られると思われます。
　よって、このような事業環境の中で、是非物流企業様にもＬＥＤ関連のビジネスに関わっていただきたいと思っています。
　一つのビジネスとして、ＬＥＤ照明の販売が挙げられますが、その販売方法も一括販売・リース販売・割賦販売・エスコ販売・レンタル販売といったように多様化しており、販売側にとっては、提案し易くなっています。
　今回、この記事を読み興味を持った方は、是非ご検討いただきたく思っております。ＬＥＤ照明の製品やメーカーをご紹介いたします。
（株式会社船井総合研究所・下川譲）
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は10年1月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。