-
ブログ・船井総研ロジ
第202回:「つき」を呼び寄せる
2013年7月3日
人間には、潜在的に「自分らしくいたい」という意識があるのではないでしょうか?
悪い癖が、なかなか治らないのは、この潜在意識のせいでしょう。等身大を超えた、無理な行動をすると、心がまいってしまうのです。ですから、悪い癖を治すためには、この「自分らしさ」についての意識を書き換えてあげると、よいのでしょう。ほめて育てるやり方が、効果が高いという理由は、これかもしれません。ほめられると、自分らしさについての意識が変わるからです。
例えば、遅刻グセがある人がいます。その人も、おそらく遅刻が悪いことだとはわかっています。しかし、自身の中の潜在的な三流意識が、遅刻をくり返させてしまうのです。「オレの性質なら、遅刻しても仕方がない」という潜在意識があるのだと思います。
つまり、「オレが遅刻なんかするわけがない」という、自分らしさに対する意識を持っていれば、自身を強く律することができるはずなのです。自分らしくない行動をするのは、強い抵抗があるはずだからです。ですから、初期の段階では、「君が遅刻するなんて!」と驚いてあげるべきでしょう。
それでも、ひどい状態が続く場合には、何かの成功体験を積ませるなどして、三流から一流へと、自分らしさの意識を書き換えてあげる必要があるのだと思います。
なお、このことは、組織全体についてもあてはまります。組織の風土を変えて、業績をアップさせるためには、まずその組織らしさに対する意識を上げてあげる必要があります。「つく」考え方をし、「つき」を呼び寄せるということです。
(船井総合研究所・橋本直行)
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は12年8月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
-
-
-
-
筆者紹介
船井総研ロジ
本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
ズバロジ!http://www.ecologi.net -
「ブログ・船井総研ロジ」の 月別記事一覧
-
「ブログ・船井総研ロジ」の新着記事
-
物流メルマガ