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ブログ・船井総研ロジ
第210回:類は友を呼ぶ
2013年9月1日
ホームページやDMなどを見て問い合わせをする方は、そこに書かれている内容に共感したからこそ電話をかけてきます。「コストではなく、サービス品質で選んで欲しい」と考えられている物流企業様は多いと思いますが、そうであれば、そのことが伝わる情報を発信することを意識しなくてはなりません。意外と陥りがちですが、「自社は価格競争はしない」と思っていても、記載している内容や提案資料には、価格やコストのことを大きく打ち出している、というケースが多々あります。
本当にサービス品質で選ばれようとするならば、物流に関する知識はもちろん、荷主業界に関する「最新動向・時流」「商品知識」「法律に関する知識」「モデル企業の取り組み内容」などについてホームページやブログで発信するとよいでしょう。そのような取り組みを続けていると、コストを最重要視しているお客様よりも、本当に品質の良い物流会社や、信頼できる物流会社を探しているお客様からの問い合わせが間違いなく増えてきます。
このことは、荷主企業に関してだけではなく、採用活動においても全く同じことが言えます。最近の求職者の大半は、応募する前にインターネットで、その企業のことを調べます。そして、ホームページやブログで発信している内容に共感して応募してきます。逆に言うと、「自社に合わない人の応募が多い」「求めている人物像と乖離している人からの応募が多い」と感じられているのであれば、どのような社風で、どのような社長の考えなのか、どういう人が欲しいのか、ということの情報発信がまだ弱くて、求職者に伝わっていない、ということでしょう。
「類は友を呼ぶ」ということわざの通り、発信している内容が、そのまま結果として自社に跳ね返ってきます。だからこそ、至極当たり前の話ですが、発信内容がターゲットにマッチしているのか見直してください。
(船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は13年1月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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