-
ブログ・船井総研ロジ
第220回:社員定着率向上のためには家族満足度の向上を
2013年11月10日
社員定着率を上げるためには、社員満足度はもちろんですが、家族の理解というのも必須です。家族の「会社や仕事に対する理解度」というものは、社員の定着率や生産性に大きく影響します。そこで、最近では家族満足度向上のためにさまざまな取り組みをされている企業が増えてきました。
千葉県のある運送会社では、社内報を作成しているのですが、その内容が、社員ではなく社員の家族を意識して作られています。通常、社内報は社員向けの内容で、業務連絡が中心になっている場合が多いと思います。しかし、その社内報は「どのような仕事内容か」「職場環境はどんな感じなのか」ということを中心に掲載し、家族に安心してもらうことを意識して会社情報を発信しているのです。そして、社内報がしっかりと家族まで届くように、毎月の給与明細の袋に入れて渡すようにされています。
また、別の倉庫会社では、社内コミュニケーションの活性化のためのバーベキューやボウリング大会を、従業員だけでなく家族も参加できるイベントとして開催されています。毎回とは行かなくても、年に1回だけでも社員とその家族も積極的に参加してもらえるようなイベントを企画するとよいでしょう。
これからの時代は、社員一体化だけでなく、社員の家族も含めた一体化がより求められるようになってきます。「家族の理解が得られないで辞めてしまう」「家庭の事情で辞めてしまう」という理由が多い場合は、ぜひ試してみてください。
(船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は13年4月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
-
-
-
-
筆者紹介
船井総研ロジ
本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
ズバロジ!http://www.ecologi.net -
「ブログ・船井総研ロジ」の 月別記事一覧
-
「ブログ・船井総研ロジ」の新着記事
-
物流メルマガ