近年、物流業界に限らず、セミナー営業という手法が広く普及してきました。セミナーの開催にあたり、ゲスト講師の選定は集客に大きく影響します。集客力のあるゲスト講師の条件は、大きく分けて次の３パターンがあります。

　ネットショップ向けセミナーの場合、（１）伸びているネットショップの経営者（２）ＥＣ業界の方なら誰もが名前を知っているビッグゲスト（３）ハウスリストをたくさん持っている企業──の三つです。
　まずネットショップ経営者ですが、同業者の話は一番興味のあるところですので、実際に伸びている企業をゲストにお招きすることができれば、集客力は確実に高まります。船井総研では、通販・ＥＣを専門としたコンサルチームもありますので、そのクライアントのネットショップ様と担当コンサルタントをダブルでゲストに呼び、さらに集客力を高めています。
　次にビッグゲストですが、本を出版していたり、業界紙・雑誌に連載してブランド力、名前が通っているゲストのことです。ここで注意しないといけないのは、いくら有名でも、他のセミナーでもよく講演されていて、どこでも話を聞けるとなると集客力は高まりません。「このセミナーでしか聞けない」という限定感が必須です。
　最後にハウスリストを持っている企業とは、例えば、受注管理システムやショッピングカートを販売している企業が挙げられます。このような会社は数百から数千ものネットショップを顧客に持っているので、その顧客にセミナー告知をしてもらい、集客するのです。
　この（２）や（３）のような有名企業とも船井総研とタイアップしており、その時々のセミナーテーマに最適なゲスト講師を、その中から選択するようにしています。
（船井総合研究所・河内谷庸高）
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は13年6月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。