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ブログ・船井総研ロジ
第230回:独自固有の社外報
2014年1月20日
これからの時代は、ほとんどのマーケットが縮みます。しかし一方で、目当ての商品・サービスを提供する企業を探すのは、ますます容易になっていきます。ですから、マーケティング的にも、リクルーティング的にも、尖った企業でなければ選ばれず、生き残れません。一貫して、自社らしさにこだわれる企業だけが残るのです。
例えば、ノンアセット型3PL企業の雄、エスワイ・ロジステックスは、そのモデルの1社と言えます。同社は、エスワイファームという農場を運営しています。その目的は、社内一体化、差別化、感性の刺激などでしょう。古民家を改造したオフィス、役員の自転車競技への参戦などと併せて、同社を特徴付ける取り組みの一つです。
同社がこのたび、既存の取引先へのニュースレターを創刊することになりました。主なテーマは、物流ではなく、ほぼ全編、農業について書くそうです。
それだけでも、十分尖っていますが、取引先へは請求書と、さらに「ある物」を一緒に発送するとのことです。その「ある物」とは野菜です。エスワイファームで採れた野菜を梱包して贈るのです。その独自固有の長所を十二分に生かす発想にビックリし、とても感心しました。
徹底的に自社らしさにこだわる好事例だと思います。
(船井総合研究所・橋本直行)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は13年7月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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