-
ブログ・船井総研ロジ
第293回:創業エピソードを共有する
2015年3月30日
経営理念や行動指針、クレドなどを浸透させるためには、単にその内容を教えるだけでなく、その背景も含めて伝えると効果的です。
人から言われて無理やり行った時の仕事の成果を1とすると、納得して行った時の成果はその1.6倍と言われています。納得してもらうためには、当たり前ですが、「なぜ、この経営理念を掲げているのか」「なぜ、この行動指針を重要視するのか」など、その理由や制定した背景を伝える必要があるのです。
ここでいう背景とは、具体的には会社沿革、創業者の想い、創業時のエピソードなどのことを指します。
会社の原点を伝えるということは、一つの共通の価値観を形成し、一体化する上で、非常に重要なポイントです。「会社の歴史を伝える」、ということは、「会社としての価値観を伝える」ということとニアリーイコールなのです。
例えば、埼玉の運送会社様では、ホームページ上に「○○運送物語」というページを作り、主に自社の社員や求職者向けに、創業当時から現在に至るまでの出来事をストーリー仕立てにまとめられています。この物語を読めば、会社として何を大事にしているのか、何を目指しているのか、ということが伝わってきます。
また、他の運送会社様では、創業エピソードを動画にまとめられ、全社研修会のオープニングムービーとして、社員の方に伝えられています。
このように、社員が会社の歴史を知ることは非常に重要ですので、新入社員研修時や全社研修、経営方針発表会の場で何度も伝えられるとよいでしょう。
(船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は15年1月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
-
-
-
-
筆者紹介
船井総研ロジ
本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
ズバロジ!http://www.ecologi.net -
「ブログ・船井総研ロジ」の 月別記事一覧
-
「ブログ・船井総研ロジ」の新着記事
-
物流メルマガ